7Nov
着付け技能士とは、厚生労働省の認可を受ける国家資格で、社団法人全日本着付け技能センターが実施する着付け技能検定に合格した人が取得できる資格です。現在では1級着付け技能士と2級着付け技能士の2種類があります。
着付け技能検定試験
受験資格としては1級が『実務経験5年』、2級は『実務経験2年』となります(免除基準等詳細についてはここでは割愛させていただきます)。
着付け技能検定に合格するためには、当然ですが知識だけではなく相応の技術も必要となります。実技試験として、例えば制限時間内にモデルに着付けをする、というものがあるのですが、見栄えの美しさや手順などはもちろんのこと、その“手つき”や帯の結び目の実寸が計測される場合もあるなど、とても厳しい審査基準となっています。
また、着付け技能検定1級ではより専門的な知識が求められるとともに、実技の対象となる着物の種類も増えて難易度も上がるだけでなく、より厳格な審査が行われます。
着付け技能士に求められるものとは?
このように厳しい審査基準のある着付け技能検定試験ですが、実際に着付け技能士として求められるものとは何でしょうか?
一言で着物と言っても、振袖、浴衣、袴など多くの着物がありますし、性別によっても様々な種類があります。着付け技能士には、着物の種類や格式、礼儀作法といった着物=和文化への深く幅広い知識が求められます。
また、いくら着付けが早くて見栄えが美しくても、すぐに着くずれしてしまっては意味がありませんよね?お着付けをした後も、後々まで記念に残る写真撮影の瞬間まで、着崩れしないような確かな着付けの技術が必要です。
つまり着付け技能士には、慶事から弔事まで、そして準備の限られた時間の中で、あらゆる状況に応じて、手際よく、美しく確かな着付けをする技術とセンスが求められるのです。自己の持てる技術とキャリアに裏打ちされた知識を駆使して、お客様に本当に喜んでもらえる美しさを追求し、完遂すること。それが着付け技能士に求められる、職人としての技と言えます。
一級着付け技能士がいる美容院
着付けのプロフェッショナル“着付け技能士”がいる美容院では、着付けに関するすべてを安心して任せることができます。ビューティサロン澤田では、一級着付け技能士の資格を持つスタッフと経験豊富なスタッフが常駐し、お客様に誠心誠意対応させていただきます!